平和会談の実現に向け…韓国軍が対北朝鮮拡声器放送を“電撃中断”=韓国ネットから期待の声

Record China    2018年4月24日(火) 14時20分

拡大

24日、韓国メディアは「韓国軍が北朝鮮へ向けた情報戦用の拡声器放送を電撃中断した」と伝えた。資料写真。

2018年4月24日、ソウル新聞など複数の韓国メディアは「韓国軍が北朝鮮へ向けた情報戦用の拡声器放送を電撃中断した」と伝えた。北朝鮮が核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射を停止するなど、27日に予定されている南北首脳会談への配慮をみせたことを受けての軍事的対応とみられている。

報道によると、この対応については韓国国防部も南北首脳会談との関連性を明らかにしており、崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は「南北首脳会談をきっかけにした南北間の軍事的緊張緩和と平和会談の雰囲気づくりのため中断した」と明らかにした。

また北朝鮮が年初より韓国向け拡声器放送の内容を大幅に変更したことも一因とみられているそうで、北朝鮮は従来の極端な韓国非難の内容から音楽番組に切り替えていたという。

さらに「南北首脳会談当日は南北双方が拡声器放送を停止する必要がある点も考慮された」という解釈も出ているという。会談が行われる共同警備区域(JSA)一帯は四方が開けており、普段から拡声器放送が非常に大きく聞こえる地域で、南北の拡声器放送が続いている場合、会談への影響は避けられないとのことだ。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは2000を超えるコメントが集まっており、この問題への関心の高さがうかがえる。コメント欄には「兄弟同士、拡声器で悪口を言い合うのはよくない」「平和協定の締結を望む」「戦争のない朝鮮半島を子孫に引き継ごう」「平和への第一幕が上がる」「南北が手をとり互いに繁栄していきたい」「平和統一を!」「素晴らしいことだ。これが本当に現実なんだろうか」など、朝鮮半島の平和へ向けた動きに期待する声が多く並んだ。

また「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は本当によくやっている」「文大統領を誇りに思う」「文在寅だから可能だった」など、文在寅大統領の功績を称える声も見られた。(翻訳・編集/三田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携