こんな時期になぜ?韓国外交官の間で日本語講座が人気=韓国ネット「敵を知ってこそ友達になれる」

RecordChina    2019年8月28日(水) 6時40分

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26日、韓国・朝鮮日報は、日韓関係が「最悪」と言われる状況の中、韓国の外交官の第2外国語講座で日本語講座が最も人気を博すという「奇妙な現象」が起きたと報じた。写真は韓国外交部。

2019年8月26日、韓国朝鮮日報は、日韓関係が「最悪」と言われる状況の中、韓国の外交官の第2外国語講座で日本語講座が最も人気を博すという「奇妙な現象」が起きたと報じた。

韓国の国立外交院によると、今年6~8月の第2外国語講座に申請・受講している外交部の職員は約150人。20代の事務官から50代の局長級まで全員が無料で受講できるが、全体の約30%に該当する40人余りが日本語の受講生だという。

日本語以外では中国語(30人余り)、スペイン語・フランス語(各20人余り)、アラビア語(10人余り)などが人気で、ドイツ語、ロシア語は受講生が1桁台にとどまったという。国立外交院関係者は「通常は中国語、スペイン語の受講者が多いが、日本語の申込者が大幅に増えた。毎年多少の差はあるが、東日本大地震と福島の原発事故以降、日本勤務を避けるムードがあった」と説明し「奇妙な現象だ」と話したという。

ただ、ある書記官は「日本は韓国と近くて時差がない上、食べ物や住居、医療などの生活条件も良い。対日外交は困難だが仕事以外の生活も大切だ」と話した。30代の外交官も「遠い将来を見据えたり、趣味や旅行のために日本語を学ぶ若い職員も少なくない」と話したという。

なお国立外交院は今年初めて夏期課程(6~8月)を正規の学期として開設した。昨年に康京和(カン・ギョンファ)外相が外交官の外国語能力不足を指摘し対策を指示して以降、外国語教育が強化されているという。

これに韓国のネット上では、最近の「日本ボイコット」の動きを念頭に「国を思う公務員は1人もいない。みんな自分のことしか考えてない。全然尊敬に値しない」「生活の質を考えるなら、放射能の心配はしないの?」「国民1人1人の生活は重要じゃないって言うの?」「公務員の上層部は反日なのに、下層部の公務員は仕事以外の生活を考えて日本語の勉強か…。政府のあり様がひどい」など不満げなコメントが相次いでいる。

一方で「外交官はさえてるね。敵を知ってこそ友達になれる。日本語を学んだ後は旅行していろいろ学んで」「文政権が外交をぶっ壊したから、専門外交官らが怒ってるんだね」と擁護意見も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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