宝くじ1等が当たった韓国人男性に訪れた悲劇=韓国ネット「映画のよう」「金が人を窮地に追い込む」

Record China    2020年3月29日(日) 20時0分

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25日、韓国・聯合ニュースによると、ロトくじ1等当選後に資産を使い果たし、借金の催促に苦しんだ末に弟を殺害した50代の男に、裁判所が懲役15年を言い渡した。写真は韓国の紙幣。

2020年3月25日、韓国・聯合ニュースによると、ロトくじ1等当選後に資産を使い果たし、借金の催促に苦しんだ末に弟を殺害した50代の男に、裁判所が懲役15年を言い渡した。

記事によると、男(57)は昨年10月、同国中部・全州(チョンジュ)の市場で弟(当時49)を凶器で数回刺して殺害した罪で起訴された。

男は2007年にロトくじ1等に当選。税金を差し引いた12億ウォン(約1億670万円)を手にした。兄は当選金の一部を弟などに分け与えたほか、「金を貸してほしい」と頼んだ知人にも貸した。しかし、知人からの利子の送金が滞り、通帳の残高は底を着いた。その後、弟の家を担保に融資を受けたが、借りたローンの利子が払えなくなると状況が一変。弟との争いが絶えなくなり、ローンを返済するよう迫った弟を殺害したとされている。

全州地方裁判所は25日、男に対し懲役15年の判決を言い渡し、10年間の位置追跡電子装置の装着を命じた。

これに、韓国のネットユーザーからは、「満足に金を使うことができなかった人が、大金を手にしたことで起こった悲劇だ」「映画のような話だな」「金が多いほど気がかりなことも増えると言われているのは本当だな」「人間万事塞翁(さいおう)が馬」などといったコメントが寄せられている。

また、「果たして、金を手にしても性格が変わらない人がどれだけいるだろうか?」「金が絡んだ人間関係には何の価値もない」「金が人を窮地に追い込む」などと指摘する声も上がっている。(翻訳・編集/関)

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