世界で反中の機運、中国大使「西側=国際社会ではない」

Record China    2020年4月24日(金) 16時20分

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中国の馮鉄・駐デンマーク大使はこのほど受けたテレビ番組の取材で、「西側イコール国際社会ではない」などと指摘した。写真は中国・武漢。

中国の馮鉄(フォン・ティエ)駐デンマーク大使はこのほど受けたテレビ番組の取材で、「西側イコール国際社会ではない」などと指摘した。

中国駐デンマーク大使館によると、馮大使は20日、新型コロナウイルス対応に関する現地テレビ局の取材を受けた。「中国の(諸外国支援における)貢献は誰の目にも明らかだ。だが、武漢の華南海鮮市場が世界的な危機を引き起こした。中国政府はこうした危機に驚愕(きょうがく)したか」との問いに、大使は「感染症が最初に爆発的に広がった地域がウイルスの発生源ということにはならない」と回答。これは科学的な問題だとして、事実と研究に基づく科学者の判断に委ねられるべきとの考えを示した。人から人に感染すると気付いた中国政府は早急に果断かつ有効的な措置を取ったとも述べた。

また、「多くの人が中国政府の初期の措置に疑問を抱いている。情報の抑えつけがあったとの見方もある」との指摘には、「1月初旬には世界保健機関(WHO)や米国など関係する国に状況を伝えていた。ずっと情報共有を続けている」と応じた。さらに、「中国では武漢以外の都市で感染率、死亡率が低かったのに対し、欧州と米国では感染が猛烈な勢いで広がっている」とし、「理屈から言えば、武漢により近い中国の都市で先に爆発的感染が起こるはずではないだろうか。この現象をどう説明するのか」との疑問も投げ掛けた。

そして、「現在の感染症流行下あるいは普遍的に、国際社会で反中機運が上昇傾向を示していると中国は感じているか」という質問に対し、「実際のところあなたが尋ねたいのは中国の国際的なイメージに関する問題だ」と指摘。「まず中国のイメージを決めるのは中国の行動。中国は一貫して責任ある行為を行ってきた。その次はメディアが中国をどう報じるか。西側メディアの中国についての報道は客観的でバランスが取れたものだろうか」などとした上で、「第3に、国際社会イコール西側社会ではないということだ。中国と発展途上国、アフリカ諸国は非常に友好的関係にある。中国のこうした国々における良好なイメージは西側諸国のそれとは比較にならない」と論じた。(翻訳・編集/野谷

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