武漢ウイルス研究所、ウイルスの「流出」「人工合成」を否定―仏メディア

Record China    2020年4月22日(水) 23時40分

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仏RFIの中国語版サイトは19日、中国の武漢ウイルス研究所が、新型コロナウイルスは同研究所から漏れ出して感染が拡大したとする主張とウイルスは人工合成製造の産物だとする主張を否定したと報じた。

仏RFIの中国語版サイトは19日、中国・武漢市にある「武漢ウイルス研究所」が、新型コロナウイルスは同研究所から漏れ出して感染が拡大したとする主張と、ウイルスは人工合成製造の産物だとする主張について、明確に否定したと報じた。

記事によると、米国では最近、武漢ウイルス研究所で危険度の高いウイルスを扱う病原体レベル4(P4)実験室からウイルスが漏れ出した可能性があり、中国政府が直ちに防止措置を講じず隠蔽(いんぺい)したことが、ウイルスの世界的流行を招いたとする主張が出ている。

トランプ米大統領は、ウイルスがこの研究所から流出したものだとする情報について徹底調査すると発言している。

これについて、同研究所の党委書紀兼副所長の袁志明(ユエン・ジーミン)氏は、中国国営の国際テレビ局、中国環球電視網(CGTN)とのインタビューで、「研究所では退職者や学生、職員を含め一人の感染者もいない」と強調した上で、「われわれのところからウイルスが流出することは決してない。われわれには厳格な管理制度や科学研究基準があり、自信がある」と語った。

新型コロナウイルスが同研究所から流出したとする主張については、「そうしたうわさは、武漢ウイルス研究所とP4実験室が武漢に位置しているため発生した連想だ。ワシントン・ポストなどの米メディアがそれを報じたが、それは彼らの推測であり、その目的は、視線を曖昧にし、われわれと新型コロナウイルスとの戦いやわれわれの研究活動を妨害することだ」とした。

また、新型コロナウイルスは人工合成製造の産物だとする主張については、「このウイルスに人工合成の痕跡があることを示す証拠は一切見つかっていない。人類がこのようなウイルスを合成できる知恵を持っているとは思えない」とした。(翻訳・編集/柳川)

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