日韓に“第2波”襲来、中国ネット「韓国は模範だと」「日本で芸能人の感染が多いのは…」

Record China    2020年8月17日(月) 21時20分

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新型コロナウイルスの感染が世界で拡大する中、日本と韓国に「第2波」が到来しているとする中国版ツイッター・微博の投稿が注目を集めている。写真はソウルの光化門広場。

新型コロナウイルスの感染が世界で拡大する中、日本と韓国に「第2波」が到来しているとする中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の投稿が注目を集めている。

微博で1700万のフォロワーを持つ著名ブロガーは16日、両国の現状について紹介した文章を投稿。文章は、中国では徐々に本来の生活を取り戻しつつある中、「不安なこと」が起きているとし、「私たちの隣国、韓国と日本で第2波が爆発しているのだ」とした。

まず日本については、主にキャバクラなど接待を伴う飲食店で感染が拡大したこと、PCR検査数が依然として少ないこと、うがい薬が飛ぶように売れていることなどを指摘。検査数の少なさについては、worldometerの統計を基に人口100万人当たりの検査数で日本はアフリカ諸国と同水準の世界159位であることを説明したほか、日本の一部ネットユーザーからは3週間足らずで武漢市民全員にPCR検査を実施した中国と比較する声が出ていることを伝えた。

さらに、芸能界で感染が拡大していることも特徴として挙げた。8月に入り、俳優の飯島寛騎、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE のELLY、ゴールデンボンバーの歌広場淳、男性アイドルグループ・祭nine.のメンバー3人、元欅坂46のメンバーで女優の今泉佑唯、AKB48のメンバー・大家志津香、Hey!Say!JUMPの伊野尾慧、お笑い芸人の山本圭壱、遠藤章造、庄司智春らの感染が判明したことを挙げ、「こうした状況でも日本の芸能界は依然として通常通りに撮影している」と指摘した。

一方、先週から感染者が急速に増えている韓国については、「数カ月にわたり、ナイトクラブでのクラスターが発生している。韓国政府はナイトクラブをリスクの高い場所に指定し、管理を強化したが、ネットカフェや宗教関連施設、商店などで感染が相次いだ」と説明。ソウルの教会での集団感染で信者4000人余りが濃厚接触者とされたケースを挙げ、「数カ月前に宗教団体で集団感染が発生した時の教訓を全くくみ取っていない」と指摘した。

さらに、東大門で商店を営む夫婦が感染し、その後、濃厚接触者4人の感染も判明したことで600余りの商店が緊急閉鎖されたこと、南大門でも9人のクラスターが発生したことを紹介。その上で、「日本よりも良い点は、韓国の各方面の反応が早かったことだ」とし、ナイトクラブ、ネットカフェ、カラオケ、宴会場などがすぐにリスクが高い場所に指定され、政府が営業停止も含めた厳しい措置を講じることを伝えた。

この投稿に、中国のネットユーザーから書き込まれたコメントの中で最も共感を集めているのが「こういう時は、トップダウン管理の良さを感じる」だった。新型コロナ対策については、中国政府の強権的な対応が評価されているようだ。

また、日韓の現状について「日本で芸能人の感染が多いのは単に(特別扱いで)検査してもらえるから」「芸能人の感染率から一般市民の本当の感染率が分かる」「韓国はウイルス対策の模範だとずっと思ってた。こんな状況になるなんて思いもしなかった」「結局、韓国は教会、日本は風俗店、中国は海鮮市場(がクラスターの原因)。変わらない」などの声が上がっている。

また、「今回のコロナの件で、世界で私たち中国人だけが必死に生きようとしているということが分かった。(他国は)一体どういうつもりなんだ」「文化や社会システムの違いというが、ここまで違うのだろうか。彼らは死が怖くないのか。世界で中国人だけが命は大事だと認識しているのか。死んだら飲んだり食べたり遊んだりできないというのに」など、他国の感染対策の甘さを指摘する声も出ている。

一方で、「これはもうコントロールすることは不可能。ある医師が言っていたように、(収束の目安として)見なければいけないのはどの国が最初にコントロールできたかではなく、最後の国がコントロールするところ。世界の人口流動を抑えるのは一時的な措置。ひとたび開放されたらどこでもコントロール不能になる。ワクチンが早期開発されることを祈るしかない」との見方も出ている。(翻訳・編集/北田

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