CRI online 2020年8月19日(水) 18時30分
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習近平国家主席は18日、安徽での視察活動を始めました。最初に向かったのは、中国の南部と北部の境界線であり、水害対策でも重要な淮河でした。
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習主席はこの日まず、王家壩水門を訪れました。淮河の上流と中流の境目に建設されたこの水門は1953年に工事が完了し、約180平方キロに達する蒙洼蓄洪区(洪水の拡大防止のため、河川からあふれた水を一時的にためておく土地)や水を排出するための曹台水門と共に、水害を抑止するシステムを構成しています。
習主席は今年、増水期に入ってから各地区や関連部門に対して繰り返し「人民至上、生命至上」という重要な指示を出し、新型コロナ禍対策と水害対策を両立して、人民の命と財産の安全に尽力することを求めました。
王家壩水門の安全水位は29.3メートルですが、7月20日午前8時半には水位が29.75メートルまで上昇しました。安全水位を0.45メートル超えたことなどで、国家洪水干ばつ防止総指揮部は水門側に放水を指示しました。関連する低地には前夜の時点で2017人の住民がおり、緊急避難作業は7時間以内に完了し、3000頭あまりの家畜と10万羽の家禽類を近くの安全な場所に移動させ、大型スーパー15カ所についても適切な処置を施すことが出来たため、財産の損失を最小限に食い止めることができました。
習主席が訪れた8月18日の午前0時には、淮河は警戒水位以下に下がりました。習主席は王家壩水門で、洪水や地元の救援活動の状況について調べました。
習主席は水門の視察終了後、スーツケースなどを生産する地元の紅亮箱包有限公司を訪れ、復旧作業などを確認しました。2016年に発足したこの会社は労働密集型企業であり、貧困対策事業に携わっています。習主席がこの会社の作業場を訪れるのは、貧困脱却の道のりで、1人も取り残してはいけないという決意を示すものです。
習主席がこの日の最後に訪れたのは、蒙洼蓄洪区曹集鎮の利民村西田坡荘台でした。習主席はここで、農作物の成長の様子を見たり、被災者を見舞ったり、追加植え付けの状況を確認したりしました。
災害対策と救援活動は、執政党の指導力、政府の行動力、国家の動員力、民族の団結力などを量ることができる重要な分野です。現在も増水期はまだ終わっておらず、災害対策に油断は禁物ですが、中国は新型コロナウイルス感染拡大に効果的に対応するとともに、水害対策や救援活動にも最善の結果を出すに違いありません。(提供/CRI)
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