「全世界の多くの地域がいまだ新型コロナウイルス感染症にもがいている中で、中国は感染症を効果的に抑制した後に急速な経済回復の実現が可能であることを再び証明した」中国政府が19日に第3四半期の経済データを発表した後、「ニューヨーク・タイムズ」はこのように論評した。中国国家統計局が当日に発表したデータによると、第3四半期の中国経済の成長率は4.9％で、全体的に見ると、前年第3四半期のGDPと比較して0.7％成長し、成長速度もマイナスからプラスに転じて、経済運営は引き続き着実に回復している。

　英国スタンダードチャータード銀行の最高経営責任者（CEO）、ビル・ウィンターズ氏は最近のインタビューで、「北京の対応措置は企業の破産が『極、極わずか』という記録を打ち立てた。健康危機の初期段階では失業が『少なく』、後期の経済回復の段階では『停滞』した情況はそれほど多く発生していない。徐々に好転する中国の経済データは、感染症の発生後、中国政府が生命を保護し、感染症を抑制することを優先し、その後に生産再開するという戦略が重要な鍵であり効果的だったことを幾度も証明している」と述べている。

　世界第2位の経済大国として、中国経済が徐々に好転していることが世界経済の回復にとってプラスの影響を生むことは疑いない。国際通貨基金（IMF）は最新の世界経済見通しの中で、中国経済の2020年の予測成長率を1.9％と大幅に引き上げ、全世界の主要経済国の中で、中国が今年唯一プラス成長を達成できるだろうとしている。IMFはまた、中国経済の来年の成長率を8.2％という高い数字と予測している。IMFのチーフエコノミスト、ギータ・ゴピナート氏は、「正に中国経済のパフォーマンスが全世界の成長率を引き上げており、もし中国の牽引がなければ、世界経済の2020年と2021年の累計成長率はマイナスになるだろう」と述べている。

　次の段階では、中国は引き続き感染症の予防・抑制活動を常態化した中で、改革開放を深め、質の高い経済の成長を推進し、通年の経済、社会発展の目標ミッション達成に努力して、全世界経済の回復を牽引するために力の及ぶ限り貢献して行く。（CRI論説員）