劉氏は、「真銭伯獣という太古の動物の頭長は、今まで確認されているものの中で最大10センチメートルほどで、最も独特なテロケファルス亜目だ」と説明した。英BBCのドキュメンタリー「Walking With Monsters」の中で、リストロサウルスが真銭伯獣と呼ばれるテロケファルス亜目に捕食される。そしてコモドオオトカゲのように獲物を毒殺するのだ。それでは真銭伯獣は毒腺を持つテロケファルス亜目なのだろうか。研究チームは真銭伯獣に毒腺が存在するかについて検討を行った結果、劉氏真銭伯獣の現在の形態学的研究は、前上顎骨窩に毒腺ではなく臭腺が入っていたという仮説を支持している。そのため、真銭伯獣はドキュメンタリーが描いたような成年リストロサウルスを毒殺しそれを捕食する能力はない可能性があるとの見方を示した。
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