「親日国」ラオスが中国人観光客のビザ免除、中国の影響力拡大

Record ASEAN    2024年6月28日(金) 11時0分

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伝統的に「親日国」と言われるラオスが中国人観光客へのビザ免除政策の実施を決定した。

伝統的に「親日国」と言われるラオスが中国人観光客へのビザ免除政策の実施を決定した。

中国メディアの第一財経によると、ラオス新聞文化観光部が26日に発表した「特定観光客に対するビザ政策実施細則」で、中国および香港、マカオ、台湾からの観光客が観光会社を通じてラオスを訪れる際、一般旅券(パスポート)で15日間のビザ免除が受けられることが定められた。

これを受け、中国の大手オンライン旅行プラットフォームの去哪儿(Qunar)ではラオスの首都ビエンチャン特別市の検索件数が前週比で91%増加。検索数の伸びが最も速い都市トップ10に入った。

同じく大手オンライン旅行プラットフォームの携程(トリップドットコム)によると、今年に入ってから中国でラオス旅行の人気が高まっており、予約数は前年比で約2倍に増加している。夏休みのラオス旅行の予約も前年比で140%以上の増加となっているという。

記事によると、中国からラオスへの飛行機の直行便はコロナ感染拡大前の87.6%まで回復している。また、中国ラオス鉄道では現在、昆明南駅とビエンチャン駅を結ぶ国際旅客列車が1日1本運行しており、列車に乗ったままでのアクセスが可能となっている。

中国は近年、ラオスで影響力を拡大しており、中国ラオス鉄道の開通により中国人観光客が大勢訪れるようになり、中国製電気自動車(EV)の普及も進んでいる。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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