2015年1月25日、イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループに拘束された湯川遥菜さんが殺害されたとされる映像の信ぴょう性が高まるなか、湯川さんの父・正一さんは報道各社の代表取材に応じた。

【その他の写真】

中国のネットユーザーは、息子の殺害映像に大きな衝撃を受けているはずの正一さんが、「大変ご迷惑をおかけしました。政府をはじめ関係の方に尽力いただき、感謝しています」と繰り返したことに注目。中国版ツイッター・微博（ウェイボー）には、正一さんの発言に対するコメントが相次いでいる。

「なぜ謝るんだろう？私には理解できない」

「他人に迷惑をかけない、これが日本人の根底にあるからね」

「こんな状況で理性的に話ができる父親を尊敬する」

「そうじゃないよ。日本人は根が冷酷だから、こんな言葉がすらすら出るんだ」

「この父親が中国人だったら、政府を責めて世の中を責めるだろうな」

「この父親が中国人だったら、『共産党員じゃないの？』とか『洗脳されてる』とか言われてみんなから非難されるだろうな」

「この父親が中国人だったら、政府に損害賠償を求めるだろうな」

「この父親は立派だ。でも息子は…」

「やはり日本人の民度は高いと思う」（翻訳・編集/本郷）