中国、国産米の安全性に高まる懸念、10倍高価な日本産米に群がる消費者―海外メディア

Record China    2015年1月28日(水) 11時51分

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26日、中国で国産米の安全性に対する懸念が高まり、消費者は10倍も高価な日本産米を争うように買い求めている。資料写真。

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2015年1月26日、中国メディア・網易によると、ロイター通信は、中国で国産米の安全性に対する懸念が高まり、消費者は10倍も高価な日本産米を争うように買い求めていると報じた。

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工業化による汚染が、中国の水と土に深刻な被害をもたらしている。広東省では13年5月、国産米のサンプル調査で44%がカドミウムに汚染されていることが判明した。

中国の環境保護部と国土資源部が昨年4月に公表した土壌汚染に関する報告書でも、調査全域の16.1%で土壌汚染が確認されている。

高価な日本産米は中国では入手が困難だ。ネット上では1キロ当たり74元(約1400円)で販売されているが、国産米は安いものなら同7.5元で購入できる。だが日本産米の驚くほど高価な値段を気にも留めない消費者もいる。

中国は年間12億トンの米を消費する。14年1〜11月の輸入量は220万トンを超え、うちベトナム産が120万トン、タイ産は62.6万トンだ。昨年の日本からの輸入量は160トンと少ない。日本産精米の中国向け輸出で、中国当局の許可を得ている業者は1社しかない。輸出許可証の取得申請手続きを始めた業者もあるが進展は見られない。日本政府関係者は「3年も待たされ続ける業者もある」と話している。(翻訳・編集/柳川)

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