訪日中国人観光客急増の要因をさぐる=「日本のサービスレベルはかなり高い、たとえば…」―中国メディア

Record China    2015年1月31日(土) 9時6分

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27日 、昨年日本を訪れた中国人観光客の総数は前年比82%増、過去最高の220万人に達した。今や中国は訪日観光客の国別ランキングで3位に躍進した。写真は成田空港。

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2015年1月27日 、昨年日本を訪れた中国人観光客の総数は前年比82%増、過去最高の220万人に達した。今や中国は訪日観光客の国別ランキングで3位に躍進した。中国人観光客の訪日ブームが沸き起こった背景にはどのような状況があるのだろうか?円安、ビザ規制緩和、免税措置、訪日旅行のサービスレベル向上が、その主要因として考えられる。

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中国観光研究院国際所の蒋依依(ジアン・イーイー)副所長は円安による影響について次の通り分析した。日本円の対人民元レートは、2013年は20%下落、2014年にはさらに10%から12%下落した。これは、中国人が日本で買い物をした場合、2割から3割引の価格で買えるのと同じことだ。円安が進むほど、中国人観光客の消費レベルも上がっている。

日本政府は1月19日、中国人個人観光客の訪日「数次ビザ」の発給条件を緩和、有効期間をこれまでの3年から5年に延長した。一定の経済的条件を満たし、過去3年以内に日本への渡航歴がある中国人観光客は、有効期間3年から5年の数次ビザを申請することができることとなった。

蒋副所長は、「日本政府は2014年、免税対象品となる範囲を、従来の家電やバッグなどの耐久消費財から、化粧品や食品などの一般消費財に拡大、8%の消費税を免除することとした。同時に、免税手続きも簡素化・スピード化が図られ、スーパーなどの売り場で直接手続きができるようになった」と指摘した。

観光客に対する細かく行き届いた日本人のサービスは、さらにその本領を発揮している。日本の国内外観光客に対するサービスの質は、かなりレベルが高い。例えば、レストランでは、ナイフ・フォークとお箸、各種調味料を提供し、観光客が自由に選んで使えるように配慮している。外国人の従業員を配置する店や、「ひざまずいて接客」するサービスを行っている店もある。中国語の案内板を設け、簡体字と繁体字の両方で説明を載せている店まである。大型ショッピングモールでは、中国人観光客のために中国語によるショッピングガイドや『福』の字が入ったショッピングバッグも用意されている。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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