「イスラム国」による人質交渉はただの戦略、真の狙いは「ヨルダンの有志連合からの撤退」―米メディア

Record China    2015年2月3日(火) 7時57分

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1日、米NBCは、過激派組織「イスラム国」が日本人を殺害した動画の中で、拘束されているヨルダン軍パイロットについて言及しなかったことなどから、「イスラム国」の真の狙いはヨルダンを米主導の有志連合から撤退させることにあるという見方を示した。

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2015年2月1日、米NBCは、過激派組織「イスラム国」が日本人を殺害した動画の中で、拘束されているヨルダン軍パイロットについて言及しなかったことなどから、「イスラム国」の真の狙いはヨルダンを米主導の有志連合から撤退させることにあるという見方を示した。2日付で環球網が伝えた。

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ヨルダン軍パイロット、カサスベ中尉は昨年12月に「イスラム国」に拘束され、ヨルダンが「イスラム国」の標的となったことが明らかになった。過激派組織は数十年にわたって米国と友好関係を保ってきたヨルダンを自らの敵と見なしている。「イスラム国」の最終目標はヨルダン政権の打倒だけにとどまらず、ヨルダン国土を自らの支配下に置くことだ。

「イスラム国」がヨルダンに収監されている女性死刑囚の釈放を求めているのはひとつの戦略にすぎない。「イスラム国」にとって女性死刑囚は交渉の切り札でしかなく、真の狙いはヨルダン国民の間に反政府的空気を生み出し、政府を動揺させて有志連合からの撤退を促すことにあるのだ。(翻訳・編集/谷)

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