米FBIの対テロ部門、米国少年の“イスラム国”参加を懸念=「把握するのは困難」―米メディア

Record China    2015年2月6日(金) 4時48分

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4日、米CNNによると、FBIの対テロ部門は「イスラム国」などのテロ組織に参加する米国の若者が増加することと、それをFBIが把握できないことを懸念しているという。資料写真。

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2015年2月4日、米CNNによると、米連邦捜査局(FBI)の対テロ部門のマイケル・スタインバック(Michael Steinbach)氏は先日、インタビューに答えた際、「イスラム国(IS)」などのテロ組織に参加する米国の若者が増加することと、それをFBIが把握できないことを懸念していると述べた。5日付で環球網が伝えた。

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FBIの戦略司令部であるSIOC(Strategic Information and Operations Center)は、CNNの取材に対し、海外でイスラム国などのテロ組織に加入するすべての米国人を追跡するのは困難なことを認めた。スタインバック氏は「米国の関係機関は、欧州に渡る人を追跡することはない。いったん欧州に入れば、南下してトルコ経由でシリアに入るのは容易だ」と述べている。

また同氏は、先月、パリでテロが起きて以降、各国はテロへの警戒を強めているが、米国本土でも同様のテロが起きる可能性があると語る。「米国にはISの細胞が存在するのか」と問われると、「ISなどの組織と連絡を取っている者はいる。彼らには攻撃を発動する欲求がある」と回答。こうした脅威は複雑でさらに拡散する恐れがあるという。

さらに、FBIは「イスラム国」が15歳前後の米国の少年を対象に組織に加入するよう“募集”していることを把握しているという。同氏は「この年齢の子どもは、誘い文句に惑わされやすく、抗うことは困難だ」と指摘。米当局だけでは対策が難しく、家庭レベルでの側面からの協力が重要だと話している。(翻訳・編集/北田

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