2015年2月7日、中国・人民日報（電子版）は、タイメディアの報道を引用し、タイの仏教寺院が中国人の拝観を拒否したと伝えた。一部の中国人観光客のトイレマナーが悪いためだが、タイでは中国人観光客の傍若無人な振る舞いが相次いでいる。中国のネットユーザーは「中国人の素養の低さは世界的に有名」などと怒りを通り越し、半ば開き直り気味だ。

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報道によると、今月3日、中国人観光客の出入りを禁止したのは、タイ・チェンライにある仏教寺院のワット・ロンクン（ホワイト・テンプル）。その理由について寺院側は「小便器で大便をしたり、トイレペーパーの持ち出しや汚れた生理用ナプキンを壁に貼りつけるといった行為が確認されている」と明かした。

拝観禁止は3日午前の半日間で解除されたが、寺院側は中国人観光客に対し、トイレを使用する際はガイドが付き添い、マナー違反が確認された際にはガイドの責任を追及するとしている。

中国メディアによると、タイでは昨年12月、バンコクのドンムアン空港で、航空会社のチェックインカウンターの列に中国人女性2人が割り込んだことから、注意した現地女性と殴り合いの大ゲンカに発展。さらに中国人観光客が三輪タクシーを乗り逃げし問題となった。

続出する中国人観光客の醜態に、中国のネットユーザーからは

「5000年の文明はどこに？」

「わがままな金持ちに低い素養。中国人の特徴だ」

「民度の低い人間ほど海外に行きたがる」

「ブラックリストを作って、こういうやつらを出国禁止にしろ」

「道徳教育と礼儀教育を復活させないと」

などと批判が集中した。中には、

「中国人の素養の低さは世界的に有名」

「中国のイメージと民度は、過去1000年で今が最低」

と自嘲する声も。その一方で、

「小便器に大便くらいで随分大げさだな。中国では珍しい事ではない」

「トイレに監視カメラでもあるのか、なぜ中国人の行為だと分かる？」

「中国国内でも同様のケースは聞かない。国外に出てまで中国人がこんなことするとは考えられない。タイは中国の名誉を汚そうとしている！」

などの反発も飛び出した。寺院トイレでのマナー違反に関しては、

「なぜ中国人がやっとと言い切れる？日本人や韓国人かもしれないだろ？」

と疑問視する声もあったが、別のネットユーザーから

「日本に行けば、日本人がそんな事はしないと分かる」

と指摘されていた。（編集/KU）