華僑などを侮辱する地名にNO!米国で各州議員が改訂を呼びかけ―華字メディア

Record China    2015年2月10日(火) 9時8分

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8日、米国各地に複数存在する華僑やアフリカ系米国人、土着のインディアンなどを侮辱する意味を含んだ地名について、各州の議員が改訂を呼びかけている。写真はモンタナ州。

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2015年2月8日、米華字メディア・世界新聞網によると、米国各地に複数存在する華僑やアフリカ系米国人、土着のインディアンなどを侮辱する意味を含んだ地名について、各州の議員が改訂を呼びかけている。中国新聞社が伝えた。

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モンタナ州にはこのような地名が複数ある。インディアンを侮辱する意味の地名についての改定法案が1999年に議会を通過したことに続いて、地元議員らは華僑やアフリカ系米国人を侮辱する地名に関しても改定すべきだと声を上げている。

地名検索システムによると、モンタナ州には華僑を侮辱する意味の「Chinaman」という地名が 7カ所、アフリカ系米国人を侮辱する「Negro」という地名が9カ所ある。12年現在で、米国全土に「Negro」という言葉を含んだ地名は757カ所もある。

モンタナ州のある議員は「混血(half breed)」や「純血(breed)」などの人種差別的な意味を含んだ地名は取り消すべきであると訴えている。

米国の他の州にも人種差別的な地名は多数存在するが、地図上の地名変更には米地名委員会(BGN)の承認が必要となる。BGNはこれまで、1963年にアフリカ系米国人を侮辱する地名の改訂と、74年に日系人を侮辱する地名「Jap」の改訂の計2カ所しか承認していない。

BGNは「地名が含んでいる意味は将来変化する可能性もあるため、改訂はできる限り少なくするべき」とし、「どうしても改訂しなければならない場合を除き、改名は奨励しない」と表明している。(翻訳・編集/秋田)

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