2015年2月8日、韓国・聯合ニュースによると、韓国統一部の柳吉在（リュ・ギルジェ）長官が李明博（イ・ミョンバク）韓国前大統領の回顧録「大統領の時間」に対し、不快感をあらわにしている。9日付で環球網が伝えた。

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李前大統領は回顧録の中で韓国と北朝鮮が秘密裏に行った接触について言及しており、これについて柳長官は「知っているからと言ってすべてを公開するのは適切ではない」という主旨のコメントを述べ、不快感をあらわにした。この回顧録をめぐっては、統一部も先ごろ遺憾の意を示したが、具体的な言及を差し控えていたため、柳長官の発言が注目を集めていた。

柳長官はさらに、李前大統領が在任中に統一部と外交部を合併して外交統一部とする計画を立てていたことに触れ、「統一部は08年にあわや消滅するところだった。まったく話にならない」とコメントしている。

李前大統領の回顧録をめぐっては、韓国・中央日報が「前大統領の風格が感じられない」と指摘、ある政府高官も「ひどすぎる」と酷評しているという。（翻訳・編集/野谷）