中国が支援するスパコンセンター、ジンバブエで使用開始―中国メディア

Record China    2015年2月12日(木) 16時0分

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10日、中国政府が支援を行い、ITベンダーの浪潮集団が建設を請け負ったジンバブエの高性能スパコンセンターが6日に使用開始された。

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2015年2月10日、新華社によると、中国政府が支援を行い、ITベンダーの浪潮集団が建設を請け負ったジンバブエの高性能スパコンセンターが6日に使用開始された。これでジンバブエはアフリカで5番目にスパコンを保有した国になり、その演算能力はアフリカ2位となった。

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同センターはジンバブエ大学のキャンパス内に設立された。演算速度は1秒当たり36兆回で、ストレージは72TBに達する。システムには、中国が独自に開発した最高水準の「TS850」FTサーバ、「TS10000」高効率サーバが含まれ、生命科学、気候・気象、教育・科学研究などの研究に活用可能だ。

浪潮集団の黄剛(ホアン・ガン)副総裁は、「高性能スパコンセンターは、国家の科学技術の進歩と企業の革新のブースターであり、産業をけん引しハイレベル人材を育成することができる。この基礎的プラットフォームを手にしてから、ジンバブエの科学技術力は5-10年の間に急速に発展する」と予想し、次のように例を挙げた。

ジンバブエはアフリカ南部の農業大国であり、その気象分析は食糧安全、綿花の増産、タバコの品質管理に対して重要な役割を果たす。ジンバブエの気象部門の気候・天気予報の水準は低く、パソコンによる計算に依存しており、長期的な気候変動の予想と災害の予報ができない。中国のスパコンは、この局面を変える見込みだ。

黄副総裁は、「世界の多くの国で使用されている情報化コア設備は米国産だが、中国はすでに米国の情報化コア設備の代わりとなる製品を生産し、多くの開発途上国に中国の技術という別の可能性を提供できるようになった」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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