Record China 2007年8月4日(土) 17時34分
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7月に中国市場に打って出た日本産のコメ。赤城農相(当時)も訪中し、直々に宣伝したが、早くも安い中国産のコメが戦いを挑んできた。軍配はどちらに…
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2007年7月、鳴り物入りで中国市場に打って出た日本産のコメ。北京のあるスーパーでは、初日だけで300袋が売れた。しかし、2kg入りの「コシヒカリ」が198元(約3200円)、「ひとめぼれ」188元(約3000円)と庶民の金銭感覚をはるかに超えた値段がついていた。
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「こんな高値は尋常じゃない」とバッサリ斬り捨てたのは河南省の原陽県農業科学所の李所長。彼は同省が誇るコメ「黄金晴」で戦いを挑んできた。同所は1993年に「コシヒカリ」の育種を始めたが失敗、それよりも食味が良いという「黄金晴」の生産に成功し、今ではカナダへも輸出している。
何よりの強みは1kgわずか3.5元(約56円)という価格。しかも配送料は自己負担でいいから、まずは北京や上海のスーパーの店頭に並べてほしいと話す。「食べ比べればわかる、何の遜色もない」と自信満々だ。
一方、日本産のコメを輸入した中糧グループは、土地が狭い日本で高い人件費をかけたコメに輸入コストを上乗せすれば、この値段は仕方がない、と強気の発言。中国でも食の安全が問われ始め、信頼度は高い日本産だが、果たしてこの勝負、どちらに軍配が上がるのだろうか?(翻訳・編集/WF)
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