公明党の山口那津男代表「与党としての交流を中国と再開したい」―中国メディア

Record China    2015年2月17日(火) 13時52分

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16日、日中関係は昨年、かつてない厳しい局面に直面していたが、改善への重要な一歩を踏み出し、非凡な過程を経験した。

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2015年2月16日、日中関係は昨年、かつてない厳しい局面に直面していたが、改善への重要な一歩を踏み出し、非凡な過程を経験した。それと同時に、民間交流とりわけ中国人の訪日観光客数の規模は年々拡大も見せており、こうした民間交流が両国の政府交流および経済交流を改善する新たな力となりつつある。2015年の春節(旧正月、今年は2月19日)を迎えるに当たり、人民網は日中交流に尽力する日本の政経界の有識者を独占取材した。世論が顕在的あるいは潜在的に両国の対立を伝えるなか、日中友好を掲げそれを堅持する有識者らの理性のある声に耳を傾けてみたい。

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山口那津男公明党党首

日本の公明党は連立与党となって以来、アジア各国に対し終始善意の姿勢を堅持し続け、国家間の様々な問題においても、公明党党首である山口那津男氏は連立与党の自民党と異なる立場を度々表明してきた。今後の日中関係について山口氏は、「党首である私自身はもちろんですが、党の重要な職責をもつ人たちが、中国の共産党の皆さんと、与党としての交流を再開したい」と語った。

◆記者:今後の日中関係にどのような期待を抱いていらっしゃいますか。

山口氏:昨年の秋に習近平(シー・ジンピン)主席と安倍総理大臣が会う機会がありました。それまでの少しギクシャクした関係から、それを機に、交流を再開しようという雰囲気がでてまいりました。色々な分野で交流が始まりつつあります。ぜひこの機運を大切にして、そして今年は大事な年になると思います。戦後70年という節目でもありますので、日中がこれまで経験してきた友好の歴史もあれば、不幸な歴史もありました。それはしっかりと踏まえた上で、未来に向かってよい関係を作り上げるように双方努力をする大事な年にしたいと思います。

◆記者:日中関係においては、多くの中国人が公明党に期待を託しています。公明党として今後日中関係にどのような取り組みを進めるご予定ですか。

山口氏:公明党は昨年11月に結党50年という歴史の節目を迎えました。その結党間もない頃から、日中の国交正常化が大切だと、こう訴えて1972年に国交正常化を実現致しました。以来、政党として、議員として、中国の皆さんと交流を重ねて参りました。その歴史と伝統は今も受け継がれ、私たちとしては、今後も交流を幅広く拡大をしていきたいと思います。党首である私自身はもちろんですが、党の重要な職責をもつ人たちが、中国の共産党の皆さんと、与党としての交流を、今途絶えていますが、これを再開したい、ここに公明党が役割を果たす。それから、若い世代の議員が増えてきました。この若い世代との新しい交流を進めていくということも望んでいます。そして今年の1月には公明党の職員、スタッフが中国にお招きを頂いて、色々勉強する機会も頂戴しました。こうして層を厚くしながら交流を広げていくということを目指したいと思います。

◆記者:今年何か具体的な取り組みはありますか。

山口氏:与党の幹事長同士、我が党の幹事長、自由民主党の幹事長同士で、できれば3月下旬に訪中して、与党交流再開の扉を開くことができればいいなと思っております。また、5月には超党派の日中友好議員連盟に公明党も加わる形で訪中する計画をしております。また、その他のタイミングで、公明党の議員だけの訪中団でお伺いしたいと思っております。

◆記者:2月19日、中国は春節を迎えます。人民網のユーザーに何かメッセージを頂けますか。

山口氏:中国人民の皆様、いよいよ春節ですね。おめでとうございます。昨年から、中国から日本を訪れるお客様がたいへん増えてきました。ぜひこの春節のお休みの機会に、日本を訪れて頂きたいと願っております。そして日本からも中国を訪れて、お互いに交流が深まっていく、広がっていく、そういう1年にしたいと思っております。春節という名の通り、暖かく穏やかな、そして強い日中関係を作っていきたいと思っています。皆さんおめでとうございます。(提供/人民網日本語版・翻訳/IM・編集/武藤)

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