国民的年越し番組の視聴者数が初めて「7億人」割れ、海外メディアは「国家プロジェクト」と指摘―中国

Record China    2015年2月22日(日) 10時38分

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21日、中国国営・中央テレビ(CCTV)が旧暦大みそかに放送した年越し番組「春節晩会」の視聴者数が、初めて7億人を下回った。海外メディアも変化する同番組の姿について報じている。

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2015年2月21日、中国国営・中央テレビ(CCTV)が旧暦大みそかに放送した年越し番組「春節晩会」の視聴者数が、初めて7億人を下回った。海外メディアも変化する同番組の姿について報じている。新聞晨報が伝えた。

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毎年恒例の年越し番組「春節晩会」。発表された今年の視聴者数(中国のみ)は6億9000万人で、初めて7億人を下回った。今年は初めてユーチューブなどの動画配信サイトで生中継が行われたことも、数字に影響している模様だ。視聴率・視聴者数ともに年々下降しているが、注目度が高い国民的番組という点に変わりはない。

米CNNテレビは、「春節晩会」について、83年にスタートし、かつては90%以上の家庭で視聴されていたと紹介。視聴者数は、アカデミー賞にエミー賞、グラミー賞、アメリカン・アイドルの決勝戦の視聴者数を合わせた数を上回る、としている。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、視聴率が年々下降しているとはいえ、「中国および全世界において最大級規模の番組という点は変わりない」と紹介。また、近年は派手な演出を控え、過去に問題やスキャンダルのあったタレントを厳重に締め出していることから、番組自体を「国家プロジェクト」としている。(翻訳・編集/Mathilda

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