東京マラソンはどうして「悲劇」がゼロなのか?「中国でも見習う価値あり」と称賛の声―中国メディア

Record China    2015年2月23日(月) 12時21分

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23日、「東京マラソン2015」が無事終わったことを受け、中国のネットユーザーの間でもマラソンに関する話題に注目が集まっている。中国体育報は先月7日付の記事で、東京マラソンでこれまで死亡事故が発生していないことを伝えた。

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2015年2月23日、約3万6000人が参加した「東京マラソン2015」が無事終わったことを受け、中国のネットユーザーの間でもマラソンに関する話題に注目が集まっている。中国体育報は先月7日付の記事で、東京マラソンでこれまで死亡事故が発生していないことについて説明する日本の関係者の講演内容を紹介している。

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記事によると、講演を行ったのは国士舘大学の田中秀治教授で、日本では毎年平均1400あまりのマラソン大会が実施されており、1989年から2012年までの間に154人が心肺停止で死亡したが、東京マラソンではこれまでのところこのような悲劇が発生していない。

東京マラソンでは、コース前半は約5キロメートルごとに1カ所、コース後半は2〜3キロごとに1カ所、救護所が設置され、それぞれに医師や看護師らが待機。このほか、AEDを携帯した2人1組のボランティアがコース沿いに立ったり、医師や自転車に乗った救護スタッフがランナーに伴走するなどしている。これらの移動スタッフはすべてGPSで位置が把握されており、問題が発生した場合は救護車やヘリコプターが救助に向かうという仕組みだ。救護が1分遅れるごとに助かる率は7〜10%下がると言われており、1分1秒を争う救護体制が取られている。

この情報について、中国のネットユーザーらは「見習う価値がある」「日本がどうであろうが、学ぶべきところは大きい」と称賛の声を上げている。(翻訳・編集/野谷

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