「世界1の有料道路大国」で、高コスト体質に批判!20kmごとに高給の職員が待つ料金所―中国

Record China    2007年8月7日(火) 15時35分

拡大

2007年8月、中国会計監査院の李金華(リー・ジンホア)監査長が中国の有料道路の高コスト体質を批判した。世界の有料道路の70%が中国に集中しており、高い道路料金が問題となっている。

(1 / 2 枚)

2007年8月、会計監査院の李金華(リー・ジンホア)監査長が中国の有料道路の高コスト体質を批判した。

その他の写真

世界の有料道路長は約14万kmと推定されているが、うち70%にあたる10万kmは中国にあり、物価水準に照らして極めて高価な道路使用量が問題となっている。中国の有料道路は料金所を通過するときに一定金額を支払う仕組み。交通部の規定では料金所間の間隔は最低40km離すように定められているが、一部には20km間隔で料金所があるという。

有料道路の料金が高いのは独占企業が暴利をむさぼっているためと指摘されている。ここ5年でそれ以前の50年を上回る道路建設投資が実行されている中国だが、投資のほとんどは銀行・企業などの民間から。道路建設費を返還し終わった後には無料となる建前だが、運営会社は投資額と利益額を公表せず、あと何年で借入金が返済できるかなどの経営状況を隠蔽していることがしばしばあるという。さらに、窓口で料金を受け取るだけの職員が月給8000元(約12万8000円)という中国国内では高い給与を得ていた事例もあるなど、高コスト体質も問題となっている。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携