中国経済、今年は厳しい局面に「外資流出、不動産価格低迷で打撃」―米メディア

Record China    2015年2月25日(水) 15時35分

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23日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(中国語電子版)は「中国経済は今年『頑固な羊』と向き合うことになる」と題する記事を掲載した。写真は広東省東莞市の工場。

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2015年2月23日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(中国語電子版)は「中国経済は今年『頑固な羊』と向き合うことになる」と題する記事を掲載した。

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旧暦の未(ひつじ)年の元日を迎え、中国の指導者は厳しい経済情勢に向き合うことになる。中国経済は今年、さまざまな壁に挑戦するだろう。

昨年末以来、外資系企業の中国撤退が加速している。中国の賃金水準は過去6年間毎年15%ペースで上昇。東南アジア諸国に比べて最低賃金も高い。「中国の経営環境は悪化し続けている」とみる外国企業は増加している。

外資撤退の加速を受け、中国の製造業は大きなプレッシャーにさらされている。南方都市報によると、広東省東莞市では調査を受けた150社以上の6割が「14年は受注が減った」と回答。7割近くが減益となり、3割以上が経営難に陥っている。中国の製造業にかつての輝きはない。

不動産価格も依然低迷している。中国国家統計局が発表した1月の不動産価格指数は前年同月比5.1%下落した。11年の統計開始以来最大の下げ幅だ。北京や上海を含む全国70都市のうち64都市で価格が下がった。資本の流出、人民元安に対し、中国政府は金融緩和以外に有効な経済対策を持っていない。(翻訳・編集/大宮)

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