Record China 2015年3月6日(金) 7時21分
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4日、人民日報(電子版)は、「韓国人もかつて日本の炊飯器を“爆買い”、韓国政府は密輸と見なす」と題した記事を掲載した。写真は金浦国際空港。
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2015年3月5日、中国の旧正月連休(2月18〜24日)で、多くの中国人が日本に訪れ、温水洗浄便座や炊飯器をお土産に買っていた。これに関連して人民日報(電子版)は4日、「韓国人もかつて日本の炊飯器を“爆買い”、韓国政府は密輸と見なす」と題して伝えた。
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中国人が日本の炊飯器や温水洗浄便座に群がる様子が伝えられると、中国製造業に苦言を呈す意見や、「日中の製品にそれほどの差はない」など、多方面から注目を集め物議を醸した。ここで思い出されるのは、今や国産ブランドを強く支持する韓国人もかつては日本で炊飯器を“爆買い”していたということだ。
1983年ごろから韓国では海外旅行が広がり、同年に釜山の民間団体が日本との交流で訪日した際、炊飯器や掃除機、カメラなど3000ドル(約36万円)を費やし大量の日本の家電を購入。これを日本メディアが報道すると、韓国で波紋が広がった。同団体に対して世論では「国家の恥」だとの見方があり、当局は同団体の日本製品購入を密輸とみなし、家電を没収し罰金を言い渡したという。
韓国人の日本製品爆買いに韓国メディアも注目。1983年2月10日、東亜日報は日本の炊飯器が韓国人に人気だとし、金浦国際空港を利用する観光客の多くが日本の炊飯器を手にしていたと伝えた。日本の炊飯器人気に当時の韓国世論では、「国産炊飯器の品質が良ければ、海外産など買わない」と言った声も多く聞かれた。
当時の韓国の関連企業は今の中国と同じような反応を示し、「日本のような高品質な製品も作れるが、値段が高く販路がないため作っていない」と語った。だが、韓国製造業が自国民の消費力と需要の現状を認識したことが変革をもたらし、今では韓国製品は中国人に人気を集めている。
30年余り前に韓国で起きたことが、今中国でも起きている。報道では、「今何が必要とされているのかに向き合い、新しいものを追求する勇気を身につけるべき」と韓国を例に挙げ、中国の製造業は国民の需要に合わせて自国の技術を発展させるべきだと結んだ。(翻訳・編集/内山)
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