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知り合ったばかりの日本人のサプライズに思わず涙=「国籍の色眼鏡は誰かを傷つけるだけ」―中国人実習生

日本僑報社    2015年3月13日(金) 8時35分

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日本を訪れた中国人が、それまで抱いていた日本や日本人に対するイメージを変えてしまう体験をすることはよくある。中国医科大学の李渓源さんは、日本での実習で小さな感動をたくさん覚えたようだ。資料写真。

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日本を訪れた中国人が、それまで抱いていた日本や日本人に対するイメージを変えてしまう体験をすることはよくある。中国医科大学の李渓源さんは、日本での実習で小さな感動をたくさん覚えたようだ。

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皆さんは、知り合って1週間の人に感動させられたことはありますか?私にはあります。そして、その感動が生み出したものに深く考えさせられました。

2013年の1月、私は日本の病院で1カ月間実習しました。ある日、私が部屋に戻ると、突然電気が消えて、リビングから「Happy birthday to you」の歌声が聞こえてきました。誰かの誕生日なんだと思ったら、友達のナホちゃんが「ほら、あなた今日は誕生日でしょう、何ボーッとしてんの、早く来て」と私を引っ張りながらリビングに行きました。キャンドルの光が穏やかに揺れていて、その中にみんなの笑顔がありました。私は感動のあまり、言葉が出なくなりました。友達の手作りのケーキを食べて、メッセージカードを見て、思わず涙が出ました。その時、私は世界で一番幸せな人間だと感じました。

生まれて23年、誕生日が冬休みの期間だったので、友達と一緒に祝ったことはありませんでした。人生で初めて、しかも日本の友達に祝ってもらうとは思いもよりませんでした。彼女たちは私と知り合ってわずか1週間なのに、何で私にそんなに優しいのかどうしても分かりませんでした。ナホちゃんに「何で外国人の私にそんなに優しいの?日中関係の悪い今、私のことをほっといても不思議じゃないのに」と聞いたら、彼女は笑いました。「何言ってんのよ。日本と中国は兄弟のようなものよ。時々けんかもするけど、仲良くしないといけないの。それに国は国で、個人は個人だから、国が原因で中国人を拒否したら理不尽じゃない?」。

その言葉を聞いて、私はびっくりしました。ここに来る前、何度も親戚に「こんな時期に日本に行くのは危ないんじゃない?何かあったらすぐに逃げるのよ」と忠告されました。自分も正直、ちょっと不安がありました。でも実際は中国人だと知られても、困ったことは一度もありませんでした。逆に、病院の先生たちは分らないことを細かく説明してくれて、道に迷った時はいつも助けてもらいました。今振り返ってみれば、どれもが小さなことですが、その小さな感動こそが私にとっての宝物です。

「どの国の人に対しても親切に接する」という彼女の考えに感動させられました。これこそが愛のあふれる世界につながるのではないでしょうか。国籍の色眼鏡をかけたら、ただ誰かを傷つけるだけです。双方に不利なことをやっても何の意味もないと思います。誰に対しても変わらない気持ちで接したら、感動のバトンは永遠につながっていきます。誕生会の穏やかに揺れるキャンドルの光は、今でもはっきり覚えています。それと同時に、彼女の言葉も耳に残っています。これからも彼女のように、その感動を自分の手で周りの人に伝えていきたいです。(編集/北田

※本文は、第九回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集「中国人の心を動かした『日本力』日本人も知らない感動エピソード」(段躍中編、日本僑報社、2013年)より、李渓源さん(中国医科大学)の作品「キャンドルの光」を編集したものです。文中の表現は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。

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