韓国は一日も早く米国追従をやめよ、中国は朝鮮半島の安定の礎―中国紙

Record China    2015年3月23日(月) 16時16分

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22日、人民日報海外版は「韓国は早く米国追従をやめよ」と題した記事を掲載、記事では16世紀から300年にわたって朝鮮半島と北東アジアの平和をもたらしていたのは中国であると述べられている。写真は中国で行われた軍事パレード。

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2015年3月22日、人民日報海外版は浙江大学韓国研究所の李敦球(リー・ドゥンチウ)客員研究員による「韓国は早く米国追従をやめよ」と題した記事を掲載、記事では16世紀から300年にわたって朝鮮半島と北東アジアの平和をもたらしていたのは中国であると述べられている。以下はその内容

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冷戦期に結ばれた米韓同盟は21世紀の今も依然として存在し、強化され続けている。リッパート駐韓米大使は「米国のアジア・リバランス戦略の重点は米国と太平洋の同盟諸国の軍事同盟を近代化し、持続可能なものにすることだ。その核心は米韓同盟である」と述べ、韓国も米国に協力し、朝鮮半島に不確定要因をもたらしている。

2015年に入ると、韓国と北朝鮮はお互いに首脳会談の無条件開催を呼びかけ、世界がその進展を見守っていたところ、米国が国務省の使者を立て続けに送り込んだ。その動きよって、北に対する韓国の「幻想」が打ち消されたのか、南北関係は突如として冷え込んだ。1年に1回行われる米韓の軍事演習に北朝鮮が抗議し、半島の緊張が高まっている。

韓国では、アジア・インフラ投資銀行(AIIB)に参加するのか、米国のTHAADミサイルを受け入れるのかという議論が盛んになっている。韓国は隣国の感情も顧みず、米国のアジア・リバランス戦略の橋頭堡となることに執着しているようだ。そして、AIIBへの参加にも米国が影を落としている。米国の顔色を伺って機会を逃しており、韓国の有識者は、現政権が1992年の中韓国交正常化のときのような国益優先の果断な外交を失っていると失望している。

韓国は地政学上の深刻な過ちを犯している。16世紀、中国と韓国が、7年間にわたる豊臣秀吉の侵略を撃退し、朝鮮半島と北東アジアには300年にわたる平和と安定がもたらされたことを忘れてはならない。19世紀末からの100年間、日米が相次いで朝鮮半島に手を出したことで、半島と北東アジアには連綿と続く混乱がもたらされたのだ。中国が朝鮮半島安定の礎であること、海洋勢力の介入が半島の分裂と危機をもたらすことは歴史が証明している。韓国は早く米国追従をやめるべきだ。米国がアジア・リバランス戦略を実施する中で、米中の戦略的競争が激化する。韓国がどのような選択をするのかを見届けたい。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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