2015年3月22日、中国メディア・網易に「中国人は日本で絶対にこんな愚かなことをしてはならない」と題する記事が掲載された。

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日本で生活する中国人はみな、身分証の重要性がわかっている。外国人登録証や運転免許証、保険証、学生証などは、絶対に貸し借りしてはいけない。以前、2人の中国人の女が保険証を使用して医療費を不正受給したとして、警察に逮捕された事件があった。

国民健康保険は日本の医療保険制度である。日本では、健康保険に加入せずに医療機関で診療を受けると高額の医療費を負担しなければならない。会社の保険に加入している人を除いては、みな国民健康保険に加入しなければならない。加入すれば、医療費の自己負担額は30％になる。

2014年3月、日本で働いていた中国人の女は病気を患ったが、自身の健康保険証を紛失したため、専門学校に留学していた知人の中国人留学生に保険証を借りて医療機関に受診。診察費や薬代など8000円の医療費をだまし取ったとして、警察に逮捕された。保険証を借りた女はほかにも3人の保険証を所持していたという。

日本は高度な法治国家であり、中国人にとっては小さいことだと思うことが、日本ではとんでもない事態を招くことがある。2013年には大阪で、他人の保険証を借りて歯科を受診した男が逮捕されている。歯科医は患者のレントゲン写真が異なることから別人だと気付いたという。

日本に留学するにしろ、仕事をするにしろ、あるいは定住するにしろ、必ずその国の法律や法規を遵守する強い意識が必要である。目の前の小さな利益のために、大きな問題を引き起こしてはならない。（翻訳・編集/北田）