2015年3月26日、韓国の「公職者倫理委員会」は政府高官2302人の資産状況を公開した。資料によると、2014年は7割の政府高官が財産を増やしており、朴槿恵（パク・クネ）大統領の資産は総額31億7000万ウォン（約3億4800万円）だった。中国新聞網が伝えた。

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国会議員、裁判官、幹部公務員、選挙管理委員会常任委員ら2302人の保有資産の平均額は15億3000万ウォン（約1億6800万円）で、昨年から2億ウォン増加している。景気低迷にもかかわらず、政府高官の69％が資産を増やしているのは、土地やマンションなど不動産の価格上昇が主な原因とみられている。

朴大統領の資産は3億4000万ウォン増の31億7000万ウォン。李完九（イ・ワング）首相は前年比7393万ウォン減の11億3000万ウォン（約1億2400万円）だった。閣僚級27人の平均資産は18億1000万ウォン（約1億9900万円）で、前年より2億2000万ウォン増えた。

2013年2月4日、大統領就任を控えた朴大統領が行事参加の際に持っていたハンドバッグが、128万ウォン（約14万円）相当の韓国ブランド品に似ていると指摘され、議論を呼んだことがあった。ネット上では「韓国ブランドの宣伝に役立つ」という声や、「大統領が100万ウォン以上の高級品を持つことは不適切だ」といった声が上がっていた。メディアに取り上げられた朴大統領のバッグの販売数は激増し、前年比441．5％増の売り上げを記録したという。（翻訳・編集/岡本悠馬）