ちょっと待て!「韓国人はなんでもかんでも起源主張」のウソ―中国メディア

Record China    2015年4月4日(土) 0時21分

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3日、環球網は、「韓国人は孔子を中国人だと思っている」と題する記事を掲載した。写真は孔子像。

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2015年4月3日、環球網は、「韓国人は孔子を中国人だと思っている」と題する記事を掲載した。

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桜の起源は韓国?李白は韓国人?端午節は韓国の遺産?韓国人の起源主張は何が本当で何が嘘なのか。

■ちょっと待て!桜の起源は中国だ

桜は日本の国花であるが、その起源については常に日中韓で論争になる。米ワシントンD.C.の桜をめぐっても、韓国と日本のどちらが贈ったかで論争があるほどだ。

韓国メディアは先日、日本の有名な桜の品種「ソメイヨシノ」の原産地が韓国済州島で、花見も韓国の文化だと主張した。中国桜花産業協会代表の何宗儒(ハー・ゾンルー)氏は「日韓双方に起源を主張する資格はない。日本の権威ある桜の専門書『桜大鑑』には、桜の原産地は中国であり、日本には唐代に中国のヒマラヤ山脈地域から伝わったものだと記されている」としている。しかし、韓国と日本は桜の起源について争っているのではなく、ソメイヨシノの起源について争っているのである。

■ちょっと待て!韓国と中国の端午節は別物

2005年、韓国が「端午節」を中国より先にユネスコの無形文化遺産に登録したとのニュースが流れ、国内に衝撃が走った。韓国人がわれわれの祝日を奪ったと思ったからである。その後、韓国と中国の「端午節」はまったく別の概念であることがわかった。

韓国が無形文化遺産への登録を果たした「江陵端午祭」は、韓国の江陵地区で行われていた祭りごとで、祝日ではない。祭りの期間中はさまざまな儀式や踊り、音楽の演奏などが行われ、中国のようにちまきを食べたり、屈原を供養したりはしない。

■ちょっと待て!「李白と孔子は韓国人」は個人的な立場

「端午節」の無形文化遺産登録の一件から、中国人の間に「なんでも韓国のもの」という皮肉が流行し、その中に「李白」や「孔子」も含まれた。しかし、実際に韓国人と会話をしてみると、圧倒的多数の人が「李白」や「孔子」はもちろん中国人で、「韓国人だ」という主張は聞いたこともないと言う。

2010年に中国の一部のメディアで「ソウル大学の金秉徳教授が、『李白は韓国人だ』と主張」と報じられたが、後にそのような教授は実在しないことが発覚した。韓国の駐中国大使館は、「『中国文化が韓国に奪われる』とする報道を調べてみると、ほとんどが事実に反している。個人の視点を韓国国民の総意だととらえ、事実を歪曲して騒ぎたてている」としている。韓国の大学教授が「朝鮮族が漢字を発明した」「孔子や西施は韓国人である」などと主張しているといううわさも、これに類するものだという。(翻訳・編集/北田

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