2015年4月6日、台湾の女性タレントが軍施設内で攻撃ヘリ「AH−64Eアパッチ」に乗る姿をネット上で公開した騒動で、日本人男性が関わっていたことが明らかになっている。聯合新聞報が伝えた。

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先月29日、女性タレントのジャネット・リーが家族を連れ、台湾・桃園にある航空特戦指揮部を見学。この時、攻撃ヘリ「AH−64Eアパッチ」の操縦席に座った姿をフェイスブック上で公開したのが騒動の発端だった。

この写真について、「軍事機密を漏えいした」として大騒ぎに。写真はすぐに削除されたが、すでに時は遅くネット上で拡散されていた。

台湾で連日トップニュースとして報道されている今回の騒動。ジャネット・リーをはじめ、一家を招待した同指揮部の副隊長ら軍関係者を含む計12人が現在、桃園地方検察庁で事情聴取を受けている。また、同副隊長の親族の友人だった日本人男性が、この時の見学に加わっていたことが新たに明らかになった。

台湾では13年7月、映画監督のニウ・チェンザー（鈕承澤）が映画ロケ地を決めるため海軍基地を訪問し、その際に身分を偽って中国籍カメラマンを同行させたことが明らかに。台湾の軍事施設では中国籍の人物の立ち入りを禁止しており、大騒ぎとなった。

調べによると、日本人男性は攻撃ヘリを見学に来たもので、ニウ監督の一件では中国籍男性が軍施設そのものを見学している。同じ外国籍の人物とは言え、「状況は明らかに異なる」と台湾メディアが報じている。（翻訳・編集/Mathilda）