中国・チベット自治州で女性僧侶が焼身自殺、ダライ・ラマ支持と中国政府への抗議訴え=当局は遺族への遺体引き渡しを拒否―英メディア

Record China    2015年4月12日(日) 18時42分

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8日、中国・四川省カンゼ・チベット族自治州の警察署付近で、47歳の女性僧侶がダライ・ラマへの支持と中国政府への抗議を訴え、焼身自殺を行った。写真は同自治州。

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2015年4月8日、国際NGO「自由チベット」と「国際チベット運動」、米政府系放送局ラジオ「フリー・アジア」が入手した情報によると、中国・四川省カンゼ・チベット族自治州の警察署付近で、47歳の女性僧侶がダライ・ラマへの支持と中国政府への抗議を訴え、焼身自殺を行ったという。12日付で英BBC中国語サイトが伝えた。

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現地関係者の話では、女性僧侶は自殺する直前に「ダライ・ラマをチベットにお迎えしよう!」「ダライ・ラマ万歳!」「チベットに自由を!」と叫んでいた。近くにいた保安要員や警官が消火器で彼女の体の火を消したが、その場で死亡が確認された。

「自由チベット」と「国際チベット運動」によると、当局は女性僧侶の遺体を回収し、遺族への引き渡しを拒否しているという。09年以降、中国領内ではチベット族による焼身自殺が130件以上発生している。中国政府は一連の焼身自殺を「ダライ・ラマ14世とその一派の扇動によるもの」と非難しているが、チベット族の精神的指導者であるダライ・ラマは「焼身自殺は彼らの絶望を表したもの。誰もこれを止めることはできない」と話している。(翻訳・編集/本郷)

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