北朝鮮の若者の恋愛観に変化、街中で手をつなぐカップルも―中国メディア

Record China    2015年4月15日(水) 17時6分

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15日、北朝鮮の若者の恋愛観が現在変化しており、結婚を急がずに、慎重に結婚相手を選ぶようになっているほか、恋愛には大胆になっている。

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2015年4月15日、北朝鮮の若者の恋愛観が現在変化しており、結婚を急がず慎重に結婚相手を選ぶようになっているほか、恋愛には大胆になっている。環球時報が報じた。

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北朝鮮ではこれまで、女性なら20歳ごろに結婚を考え、25歳になっても独身のままなら、周囲から「適齢期を逃した」と見られていた。しかし、近年、首都・平壌(ピョンヤン)に住む、経済的に恵まれた家庭の女性が結婚する年齢は年々上昇している。筆者は以前、1986年生まれの平壌出身の女性を取材する機会があった。渉外業務を行う機関に勤めているという彼女は、「これまで数人の男性と付き合ったことがあるが、みんな何か物足らず、結婚に至らなかった」という。

平壌にある大学では現在、普通に恋愛が行われ、多くの大学生が恋人とキャンパスを歩いたり、街に出かけたりしている。なかには、街中で手をつないで会話しているカップルもおり、周囲の目など全く気にしていない。筆者は以前、平壌にある主体思想塔(チュチェササンタプ)の正面にある大同江(テドン川)のほとりで、抱き合っているカップルを目撃した。

平壌の若者が選ぶ結婚相手にも変化が生じている。以前なら、軍人や党員、幹部などの男性が、女性に人気だった。しかし、現在はその条件が複雑になり、場合によっては「厳し過ぎ」と感じさせるほどだ。ある平壌の女性は、理想の結婚相手について、「名門大学を卒業し、政府機関で仕事をしている男性がいい。渉外業務を行う機関で働いているならベスト。労働党の党員であることは必須条件で、裕福でなければならない。もちろん、外見も活気に満ちていなければならない」と語った。一方、若い男性に人気なのは、美しく、経済的に恵まれた女子大生だ。平壌に住む多くの人は一定の経済力を有しており、そのような家庭に生まれた若者は、新しいものに対する好奇心も旺盛だ。そして、外部の世界に触れることもできるため、海外の電化製品や化粧品なども好んで使用している。

結婚式にも新たな要素が加わるようになっている。例えば、結婚式当日に、金日成主席と金正日総書記の銅像に献花するという儀式に変化はないものの、デジタルカメラやビデオで結婚式の様子を撮影することが流行し始めている。平壌では、屋外で結婚写真を撮影したり、結婚式を撮影したりする専門ショップが増加しており、きれいな風景の場所では、カメラマンを前に、さまざまなポーズを決めている若いカップルをよく目にする。また、富裕層は、平壌にある玉流館や高麗賓館などの高級レストランで結婚式を挙げることを好むようになっている。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)

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