中国で青春映画がブーム、超人気俳優がズラリ―中国メディア

Record China    2015年4月16日(木) 19時20分

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14日、映画市場に新しい風が吹き込み、今後数カ月間に多数の青春映画が公開される。

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2015年4月14日、花々が一斉に咲き始め、春の到来を告げている。映画市場にも新しい風が吹き込み、今後数カ月間に多数の青春映画が公開される。例年の同期に比べると、今年の青春映画はイケメン俳優や美人女優の出演が目立つほか、ファン・ビンビン范冰冰)やホアン・シャオミン(黄暁明)、ヤン・ミー楊冪)など超一流スターの出演も多い。さあ、今年公開される青春映画のうち、混戦を制するのはどの作品だろう?

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清明節の連休が4月上旬にあるため、毎年この時期に公開される映画は家族愛を描くものが主流だったが、2013年を境にこの状況が一変した。2013年4月にヴィッキー・チャオ(趙薇)の初監督作「so young〜過ぎ去りし青春に捧ぐ〜(原題:致我[イ門]終将逝去的青春)」が公開され、7億元(約130億円)の記録的な興行収入を達成。その後公開された青春映画「分手合約(A Wedding Invitation)」も、興行収入2億元(約38億円)の大ヒットを記録した。また、2014年4月に公開された「同卓的●(My Old Classmate)」(●=弥の弓がイ)は、新人俳優しか出演していないにもかかわらず、7億元という奇跡的な興行成績をあげた。今年も青春映画ブームは続き、4〜5月だけでも7本の映画が公開される予定だ。

▼イケメン、美人の出演が映画の売りに

4月17日に公開予定の「万物生長」は、馮唐の小説を原作にした青春映画で、主演は人気女優のファン・ビンビンとイケメン俳優のハン・グン(ハンギョン/韓庚)。ハン・グンが演じる秋水は、寮のルームメイトたちと当てもない生活を送る医学生で、ファン・ビンビンともう一人の女性との間で揺れ動く。

この他、ジョウ・シュン(周迅)がプロデューサーを務める「陪安東尼度過漫長歳月」、ホアン・シャオミンとヤン・ミーが共演する「何以笙簫黙」、アレック・スー(蘇有朋)の監督デビュー作「左耳(The Left Ear)」、ミシェル・チェン(陳妍希)とRyan(鄭[小豈])が共演する「年少軽狂」も、今年公開予定の青春映画だ。

人気小説家、グオ・ジンミン(郭敬明)が旗を振った青春群像劇「小時代(Tiny Times)」シリーズの最終編「小時代4」もこの夏に公開され、顧里(演:アンバー・クオ)や林蕭(演:ヤン・ミー)、唐宛如(演:Miss Lin[謝依霖])など主人公たちの恋愛と友情の行方が明らかにされるという。

「小時代」シリーズ以降、イケメン俳優、美人女優が出演するかどうかが映画の興行収入を大きく左右するようになり、ますます多くの青春映画に美男美女の姿が見られるようになった。「小時代」シリーズの評価は二極化していたが、主演のヤン・ミーやアンバー・クオはともに魅力的な女優で、チェニー・チェン(陳学冬)やコー・チェントン(柯震東)も顔立ちが整っていることで知られている。主演たちは高級なジュエリーを付け、ド派手な服装を着、華麗なる一族の生活をたっぷり享受する。まさに誰もが夢見るゴージャスな青春時代だ。こうした映画は中身がなくても見る人の目の保養になるし、興行収入も簡単に伸ばすことができる。

▼今年の青春映画、お馴染みの顔が多数

高校時代や大学時代を描く青春映画は、若い新人が主演を担当することが一般的だ。例えば「so young〜過ぎ去りし青春に捧ぐ〜」で大ブレークしたヤン・ズーシャン(楊子[女冊])とマーク・チャオ(趙又廷)、「匆匆那年(Fleet of Time)」に出演したエディ・ポン(彭于晏)とニー・ニー(倪[女尼])、「同卓的●(My Old Classmate)」で共演したケニー・リン(林更新)とチョウ・ドンユイ(周冬雨)など、20代の役者が多い。しかし、今年公開予定の青春映画には、お馴染みのベテラン俳優、女優の名前が並んでいる。

「何以笙簫黙」はホアン・シャオミンとヤン・ミーの2大スターを主演に据え、アンジェラベイビートン・ダーウェイ([イ冬]大為)、ヴィッキー・チャオ(趙薇)などが脇を固める。ネット上ではキャストが「豪華過ぎてすごい」と話題になっている。また、「我是女王(The Queens)」の出演キャストにはソン・ヘギョ伊能静ジョー・チェン陳喬恩)が名を連ね、国内外の女王たちが異なる魅力を見せてくれる。

人気俳優と女優は確かに興行収入への貢献度が高いが、もう若くない役者が青春時代の役を演じるというのはどうしても違和感があるという意見も。ネットでは「17歳の話は17歳の役者が演じるべき。若作りはやめてほしい」と突っ込みが飛んでいる。(提供/人民網日本語版・翻訳/SC・編集/武藤)

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