2015年4月26日、脱退騒動で揺れる韓国のアイドルユニット・EXOの中国人メンバー・タオ（黄子韜/ホアン・ズータオ）がSNS上に「ごめんなさい」と書き込んだことから、中国のファンのあいだで「タオが脱退を認めた！」と大騒ぎになっている。中国メディア・捜狐が伝えた。

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息子の相次ぐけがと所属会社の不適切な対応に不満を抱いたタオの父親が、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）に息子の契約の解除を求める長文を投稿したのは22日夜。事務所側はただちに「現在、タオの父親と話し合いの最中であり、タオが活動を続けられる道を探している」と発表した。この騒動で同社の株価は前日比で5．17％も大幅下落した。

渦中のタオは沈黙を続けてきたが、26日午後9時8分に「対不起。感恩。（ごめんなさい。恩を感謝しています）」の5文字を投稿。これを見たネットユーザーは「やはりタオはEXOを離脱するんだ！」と受けとめたようで、27日正午までに18万2000件を超えるコメントがタオの微博に集まっている。

昨年、同じくEXOの中国人メンバー・クリス(呉亦凡/ウー・イーファン)とルハン(鹿[日含]/ルー・ハン)が相次いでEXOから離脱した際に、タオは彼らに対して批判的な言葉を繰り返していた。このため、2人のファンからは「だったら2人に謝れ！」「恥知らず！」といった激しい非難の声が上がっており、「タオの決定を尊重する」といった支持の声は少数でしかない。タオの中国での前途には、早くも暗雲が垂れ込めている。（翻訳・編集/本郷）