安倍首相の「おわび」なし演説に米国内で抗議活動、大統領選立候補者も日本を非難するなか中国ネットからは「本当に謝罪したらどうしよう?」の声

Record China    2015年4月30日(木) 13時57分

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30日、日本の首相として初めて米上下院合同演説を行った安倍晋三首相に対し、米国で強烈な抗議活動が起こっている。写真は中国人民抗日戦争記念館。

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2015年4月30日、環球時報によると、日本の首相として初めて米上下院合同演説を行った安倍晋三首相に対し、米国で強烈な抗議活動が起こっている。

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安倍首相は現地時間29日に行った演説で第2次世界大戦に対する「痛切な反省」は表明したものの、おわびの言葉は発しなかった。次の訪問先のサンフランシスコやロサンゼルスでは依然、大規模なデモ活動が起きている。

米反戦組織の責任者は「安倍首相は言葉遊びをしているだけ。たびたび反省という言葉を口にするが、旧日本軍による行為の責任を取るものではない」とコメント。このほか、「戦争被害者が日本政府から正式な謝罪を受けていない以上、戦時下の罪はまだ清算されていない」という声や、慰安婦問題に取り組む韓国系団体からは「安倍首相の演説は正義と平和に対する皮肉だ」との非難が上がっている。また、大統領選出馬を表明している共和党のルビオ氏は「日本は戦時中の行為について遺憾の意は示しているが、明らかに抜け落ちている点がある。戦争生存者の要求とはかけ離れた姿勢だ」と指摘している。

米国で起きている安倍首相への抗議の動きについて、中国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「安倍首相はおわびの言葉を口にしなかった。つまり、日本人が罪の意識を持っていないっていうことだ」

「逆に安倍首相が全面的におわびして、国際社会が日本を支持したらどうしよう?」

「慰安婦問題で韓国政府と韓国市民の見せる真剣さを見ていると、中国政府に失望を感じてしまう」

「オバマ大統領は今や日本しか頼れるものがないんだ。嫌われ者が抱き合って慰めあっている」

「今年は反ファシスト戦争の戦勝70周年の年。中国とロシアはとても重視しているし、人々に歴史の教訓を心に刻んでもらおうと念入りな準備を進めている。しかし、オバマ大統領は戦勝記念式典に参加しないばかりか戦争を引き起こした日本の首相を招待し、日米同盟の強化をアピールしている。まったく理解できない」

「抗議活動をしたって意味がないよ。安倍首相の背後には米政府のサポートがあるのだから」

「米国人はかわいそうだ。こんなに抗議をしたって安倍首相におわびをさせることができなかった」(翻訳・編集/野谷

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