2015年5月2日、韓国の俳優イ・ミンホについて、「趙子龍に似ているから中国で人気がある」とした韓国の報道について、三国志の研究者も異を唱えている。成都商報が伝えた。

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イ・ミンホは一昨年、主演ドラマをきっかけに中国で人気沸騰。日本の紅白歌合戦に相当する中国国営テレビの年越し番組にも出演した。

そのイ・ミンホについて、韓国メディアではこのほど、「三国志」に登場する蜀の将軍・趙子龍（趙雲）に「似ている」ため、中国で愛されていると報道。これにはイ・ミンホの中国人ファンからも、「趙子龍を見たことがあるのか！？」とツッコミが入っている。

三国志の研究者で成都武侯祠博物館の研究員、譚良嘯（タン・リャンシャオ）氏は今回の報道について、「歴史的根拠もなく、どこを取っても似ていない」と語った。

譚氏によると、現代に伝わる趙子龍のイメージは、戯曲類や後世の小説などから生まれたもの。さらに趙子龍の内面については、「政治的センスがあると評価されている。性格的なイメージからするとタフガイであり、胆力の持ち主といった印象」とコメント。外見は誰も見たことがないので言うまでもないが、内面的なイメージからも華やかなアイドルとは全く違うとしている。（翻訳・編集/Mathilda）