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28日、中国国務院新聞弁公室主催の記者会見で、水利部は、今年の干ばつ・洪水による被害は大きかったが、国家の積極的な対応により被害額は2005億元(約3兆2000億円)も減少したと発表。写真は安徽省の洪水。
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2007年8月28日、国務院新聞弁公室主催の記者会見が開かれた。水利部の陳雷(チェン・レイ)部長は、今年の干ばつ・洪水による被害は大きかったものの、国家の積極的な対応により被害額は2005億元(約3兆2000億円)も減少したと発表した。
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水利部によると今年はさまざまな異常気象の発生が目立ったという。淮河の洪水は1954年以来最大となる流域全域を覆う洪水となった。土石流も多発し、洪水による死者の7割を占めた。重慶市・済南市などの大都市を襲った豪雨も深刻な被害をもたらした。また今年も干ばつは深刻だったが、例年ならば雨が多くむしろ洪水の心配が必要な地域での干ばつが目立った。
これらさまざまな異常気象・天災に対し、中国政府は迅速な対応を見せた。そのため被害額で2005億元(約3兆2000億円)の減少となり、死者数も例年と比べ半分程度と少なかったとしている。(翻訳・編集/KT)
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