中国軍の露パレード参加に「強盗と祝うようなもの」と中国ネット=中国軍機関紙が反論記事掲載し、議論がさらに加熱―英メディア

Record China    2015年5月13日(水) 14時32分

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12日、中国がロシアの戦勝70周年軍事パレードに参加したことに対し、ネット上で議論が高まっている中、中国軍機関紙がそうした声を批判する記事を掲載した。写真はモスクワの「赤の広場」。

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2015年5月12日、BBC中国語サイトによると、ロシアの首都モスクワの「赤の広場」で行われた戦勝70周年軍事パレードに中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が出席し、中国軍もパレードの隊列に加わったことに、中国のネットユーザーから「強盗と一緒に祝うようなものだ」「中国人は過去を忘れやすい」など批判コメントが相次いだ。

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ネット上での批判の声に対し、中国人民解放軍機関紙・解放軍報は反論記事を掲載した。記事は「西側の主要メディアは良好な中露関係を壊そうしている」とした上で、ネット上での批判の声はそうした動きに同調するものだと指摘。「歴史を忘れることは国に背くことだ」とし、抗日戦争の際に旧ソ連が中国をサポートしてくれたことを忘れてはならないと強調した。

また、欧米流の民主主義や共産主義を覆す「色の革命」を誘っているのも、中国に対してハイテク技術を封鎖しているのもロシアではなく米国であり、チベットやウイグル、台湾、香港などの分離独立や扇動を画策しているのも米国だと記事は指摘し、「誰が中国の心の友人か明白だ」と伝えた。

この記事が掲載されたことで、「第2次世界大戦で中国を助けたのは米国だったのか、それともロシアだったのか」「ロシアがいつ中国の古くからの友人になった?。天津条約に北京議定書、モンゴル独立、満州国承認、珍宝島事件などの中ソ国境紛争…そんな友人があるか」「スターリンはヒトラーと手を結んでいたではないか」「申し訳ないが、党はもう国を代表できていない」などの声が上がり、ネット上の議論はさらに過熱している。(翻訳・編集/岡田)

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