日韓、中国市場では「綱引き」の関係=韓国がシェア拡大―中国メディア

Record China    2015年5月15日(金) 8時33分

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14日、韓国国際貿易協会の発表した報告書は新たな傾向の出現を裏付けるものとなった。中国と日本の経済貿易協力の衰えが続く中、韓国が中国市場のシェアを急速に伸ばしている。資料写真。

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2015年5月14日、韓国国際貿易協会の発表した報告書は、新たな傾向の出現を裏付けるものとなった。中国と日本の経済貿易協力の衰えが続く中、韓国が中国市場のシェアを急速に伸ばしている。日韓双方がこの市場で「綱引き」の競争を繰り広げていることがますます明らかとなりつつある。中国新聞社が伝えた。

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11日に発表されたこの報告によると、韓国は今年第1四半期、中国第2の投資供給国となった。その対中投資額16億2000万ドル(約1900億円)は日本の同期の対中投資額10億6000万ドル(約1260億円)を大きく上回った。対中投資国のランキングで日本は5位にとどまっている。

こうした傾向は昨年から続いている。統計によると、韓国の昨年の対中投資額は39億7000万ドル(約4700億円)で8年来の最高額に達し、第5の対中投資国となった。今年第1四半期の急増はソウルをさらに活気づけるものとなった。

中韓自由貿易区の交渉は今年2月に正式に妥結した。情報によると、自由貿易区は今年下半期に正式に発効・実施される。この影響から、韓国はまもなく日本を超え、米国に次ぐ中国第二の貿易パートナーとなる見込みだ。

一方の日本の対中経済・貿易は2012年から衰退の一途をたどっている。今年第1四半期、日中相互投資額は引き続き二桁の下落となった。また中国から撤退している外国企業のうち、大きな部分は日本企業が占めており、このことは両国の上層部の注目を呼んだ。

日本が残した空白は韓国によって急速に埋められつつある。日本と経済・貿易の構造が似ていることから、韓国は、中韓自由貿易区というチャンスをつかみ、中国でのシェアを猛スピードで広げつつある。

2013年、韓国は初めて日本を抜き、中国最大の輸入相手国となった。自由貿易区効果に促され、韓国は対中投資でも今年、日本を追い抜くことになる見込みだ。

韓国対外経済政策研究院の予測によると、中韓自由貿易区協定は発効から5年で韓国GDPを1.25%高めることが期待できる。韓国の関連機関の予測によると、これに後押しされた韓国の一人当たりGDPは2019年に日本を超えることになる。(提供/人民網日本語版・翻訳/MA・編集/武藤)

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