2015年5月17日、韓国・聯合ニュースは、日本メディアの報道を引用して、ユネスコの世界遺産登録が有力視されている「端島（別名：軍艦島）炭鉱」の保存コストが推計で、最大158億円に上ると伝えた。

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日本産業施設の世界遺産登録をユネスコに勧告した国際記念物遺跡会議（ICOMOS）が、軍艦島の緊急保存対策を要求したため、管轄自治体の長崎市は今年度中に保存計画を策定する予定だ。長崎市は、2009年度から軍艦島に観光客を受け入れ始め、今年3月末までに約70万人が訪問している。世界遺産に登録されるとさらに観光客が増えるものと見られているが、観光業界側は現在の姿のまま維持することを希望している。

軍艦島は海底炭鉱の開発と共に、高層マンション、学校、病院など約30の鉄筋コンクリートの建物が建設されたが、1974年に閉鎖された。報道は「日本統治時代に朝鮮人約600人がこの地に強制徴用され、過酷な労働を強いられた。28人が犠牲となり、1人が行方不明になっている」とした。

この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。

「保存費用以前に登録自体が問題だ」

「これだけの巨額を保存に投じるのであれば、731部隊の蛮行も一緒に登録すべきだ」

「日本にはぜひ大金をかけて保存してもらい、日本の蛮行を知らしめる努力をしてほしい」

「猫もしゃくしも世界遺産だな。指定されたらそれで目的は終わる。その後の維持まで考えているのか？」

「巨額の費用をかけても維持するのは、第2次世界大戦末期の日本の自尊心の象徴、戦艦大和と相通じるものがあるからか」

「軍艦島はユネスコの世界遺産に登録し、金をかけて保存しても、慰安婦問題は全く気にかけていない日本」

「軍艦島は廃鉱だし、鉱夫たちの住居はすでに廃屋になっているから、その施設を復元維持するには、かなりの金がかかるだろうな」

「日本を糾弾する方法がないのか、慎重に考えるべきだ。武力で対抗して勝利することも良いが、敵の力が優勢な時には、そういう方法にこそメリットがある。日本の今の動きも慎重に見極めよう」（翻訳・編集/三田）