2015年5月19日、韓国人の食卓が中国産の安価なキムチに占領されているとの報道に、韓国では「キムチよ、お前もか」と敗北感が漂っている。

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韓国関税庁が17日発表した貿易統計によると、2010年から今年4月までの韓国のキムチ貿易は8409万ドル（約100億円）の赤字だった。最大の輸出相手国だった日本向けが円安や日本企業が日本人の口に合ったキムチを作り始めたことなどもあって激減した半面、中国からの輸入が急増。韓国が輸入するキムチの99％は中国産で、その量も毎年20万トンを超え、韓国の食卓を占領するまでになっている。中国産キムチの価格は白菜キムチ基準で韓国産の半分から3分の1程度と安価。一方、中国に輸出される韓国産キムチはほとんどないという。

これについて中国ユーザーからは「やった！中国の大勝利だ！」と単純に喜ぶ声が聞こえる一方、「単純加工の農業副産物の輸出が増えたからと言って、何がうれしいの？」「そんなことで喜ぶなよ。みっともない」と複雑な反応を示している。

韓国のユーザーからは「そうすると、ネットで売っているキムチはほとんどが中国産なのか？」「国産キムチと言っているレストランの中には、中国産キムチを使っているところが多くありそうだな」と、国内キムチ市場が中国産に占領されている実態に驚くコメントが寄せられる一方、「キムチだけではない。韓国は今多くの分野で競争力が落ちてきている」「韓国政府も長期展望がなく、日中に敗れている」と敗北感に満ちた声が聞こえる。（編集/KO）