2015年5月25日、中国の日本紹介サイトに「昨今の中国は日本化が進んでいる」と指摘する記事が掲載された。

【その他の写真】

2014年に日本を訪れた中国人観光客は200万人を超え、「爆買い」と言われるさまざまな日本製品の大量のまとめ買いが取りざたされている。しかし、中国人観光客のこうした行為はごく自然なこと。中国人にとって日本製は高品質、経済発展を象徴する存在であり、そうした製品を追う行為はより優れた生活の質を求める「革命」のようなものなのだ。

中国人にとって日本に学ぶことは生活の質を高める最短ルート。10年、20年後には両国の差は今よりも小さくなり、そのときこそ「日本化」は達成されることになる。ただ日本の製品を買うだけではなく、丁寧なもの作りや誰からも好まれる優れたサービスなど多くを学ぶ必要がある。

大国になるには虚心で他の長所を受け入れる必要がある。日本も中国文化を受け入れ、19世紀には欧米文化を受け入れてきた過去がある。日中関係は常に揺れ動いているが、その一方で互いに優れた点を学び合ってきた。（翻訳・編集/岡田）