中国人観光客が韓国で罰金処分も、帰国後に待っていた予想外の事態とは?―中国紙

Record China    2015年6月2日(火) 17時7分

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29日、中国紙・新聞晨報によると、中国人観光客が韓国旅行中に横断歩道を渡らなかったとして警察に罰金を言い渡されたが、帰国後、罰金を支払うにも各関係機関で対応してもらえなかった。写真はソウル。

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2015年5月29日、中国紙・新聞晨報によると、中国人観光客が韓国旅行中に横断歩道を渡らなかったとして警察に罰金を言い渡されたが、帰国後、罰金を支払おうにも関係機関で対応してもらえなかったという。

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済州島旅行の帰国前夜、中国人観光客の徐さんは、新羅免税店付近の十字路の横断歩道がない場所を通行した。すると、女性警官に止められ、「法律に基づき2万ウォン(約2200円)の罰金を言い渡す。近くの銀行で納金するように」と中国語対訳された罰金の通告書を突きつけた。

徐さんは「銀行はすでに閉まっている時間帯で、翌日早朝の飛行機で帰国しなくてはならない」と伝えたが、言葉が通じず、女性警官は質問に応対しなかった。その後、別の警官に対し、親切な一般通行人が事情を通訳してくれ、最終的に「帰国後、上海にある新韓銀行で送金をすれば良い」と伝えられた。

しかし、帰国後、新韓銀行上海支店に連絡しても「罰金を受理する業務は行っていない」と言われ、韓国駐上海総領事館に確認しても「中国における韓国人の諸問題及び中国人の訪韓ビザ業務しか扱っていない」と断られ、再度韓国の警察に連絡するよう勧められた。

徐さんはネット上で助けを求め、幸運にも韓国の団体旅行のガイドをしている金さんが、罰金の通告書に明記された警察の住所から電話番号を探し出し、連絡することができた。結果、上海で送金できないなら、韓国の友人から送金しても可能ということだった。

旅行業界関係者によると、現在このような事例は少ないが、今後、個人旅行増加に伴い、同様のケースも増えていくだろうという。また、横断歩道がない状況で通行することはそこまで深刻な問題ではないが、出国前に現地のルールや対処方法を把握することが必須といえるだろう。(翻訳・編集/霧島)

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