2015年6月1日、今月6日より日本で公開する中国映画「君の香り」は、韓流スターのパク・シフが出演していることでも話題となったが、冒頭から写し出される美しい上海の街並みも見どころである。

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「君の香り」は、キャリア女子と心優しい青年との国境を越えたラブストーリーで、パク・シフ演じるインジュンは何も言わず旅立ってしまったガールフレンドを追いかけて釜山からはるばる上海にやってくる。そして、偶然出会った中国人の女性、ジュリー（チェン・ラン）の足にけがを負わせてしまい、一時的に彼女の生活をサポートするために一緒に暮らすことになる。

インジュンが恋人を探すための手がかりの写真に写っているのは上海を見守るランドマークタワーである東方明珠塔。高層ビル群の中でも一際目立つ高さ467．9メートルのテレビ塔は人気観光地の一つである。また、市内の大型ショッピングセンターやかわいい赤い電話ボックスなどが見えるおしゃれな街並みをスクーターで主人公達が駆け抜けるシーンも爽やかである。

このほか、けがをしたジュリーへのインジュンの献身ぶりも必見である。彼女のために「インジュンコーヒー」と称してウィスキー入りの特製コーヒーを作り、ホテルのようなスペシャル朝食でジュリーを喜ばせ、完璧な「家事男子」ぶりを発揮。また、上海のキャリア女子、ジュリーの一人暮らしの部屋は広く洋風で、オシャレな食器や家具、観葉植物がセンス良く配置されており、かわいいぬいぐるみもさり気なく座っているなど、思わず真似したくなる働く女性の癒しの空間を演出している。

そんな上海の新しい一面も発見できる映画「君の香り」は6月6日よりシネマート新宿、6月13日よりシネマート心斎橋で公開される。（編集/内山）