北京で中国史上最も厳しい禁煙条例が施行、自宅以外はほぼ喫煙不可に=中国ネットは否定的「どうせならたばこの販売を全面的に禁止すれば?」

Record China    2015年6月2日(火) 10時44分

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29日、中国・北京で6月1日から新しい禁煙条例が施行される。公共施設はすべて禁煙となり、違反者には高額の罰金が科せられる。写真は中国の喫煙者。

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2015年5月29日、AFP通信は中国・北京で6月1日から施行される新しい禁煙条例について紹介した。31日付で中国紙・参考消息が伝えた。

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「中国史上最も厳しい」と称される北京市の新しい禁煙条例では、公共の場所はすべて禁煙となる。駅や空港などの公共交通機関や公的施設だけでなく、レストランやホテル、病院などでも禁煙となり、守られていない企業に対しては最高で1万元(約20万円)の罰金、個人に対しては最高で200元(約4000円)の罰金が科せられる。

北京市内には1000人以上の監視員を配置。各施設に対する抜き打ち調査の実施や、違反者への指導、罰金徴収に当たる。また、同市政府は市民に対し、条例違反者を発見した場合、当局へ通報するよう呼び掛けている。市内各所に掲示された禁煙ポスターには、当局へのホットラインの電話番号とソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)の専用アカウントが記されている。

中国は喫煙人口が3億人以上いると言われている「喫煙国」だ。北京市には人口の5分の1に相当する400万人の喫煙者がいる。中国のネットユーザーは「どうせならたばこの販売を全面的に禁止すれば?」「まず列車内を禁煙にしろ」「たばこの値段を上げればいいのに」と条例に批判的な声を寄せている。(翻訳・編集/本郷)

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