2015年6月1日、韓国・聯合ニュースによると、韓国保健福祉省は同日、国内の中東呼吸器症候群（MERS）コロナウイルス感染者と接触した隔離観察対象者が682人に達したと発表した。環球時報（電子版）が伝えた。

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韓国政府は682人に対し出国制限を実施。うち「感染の危険性が高い」と判断された35％を隔離施設に移し、経過を観察する。残る人たちは自宅で様子をみる。

保健福祉省によると、隔離された人のうち61人は、最初のMERS感染患者が入院していた病院で、最初の患者と至近距離で接触していた。入院先は小規模な医院だったため、感染防止対策などが徹底できなかったとみられる。

韓国のMERS感染者はこれまでに18人確認されている。うち1人の経過は良好で、数日中に退院できる見通し。しかし、うち5人の病状は悪化しており、1人は持病で腎機能が低下しているという。（翻訳・編集/大宮）