2015年6月4日、韓国日報によると、「安倍晋三首相が慰安婦問題に関する新しい声明を出し、被害者らに書簡を送る方案を検討している」と主張する米コラムニストの寄稿文が掲載された。

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米ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、デビッド・イグネイシャス氏は3日、「アジアの外交ジャグリング」と題する同紙への寄稿文で、「現在、日本と韓国の間では、過去の歴史問題に関して集中的な協議が行われている。日韓は、今月中旬に予定されている朴槿恵（パク・クネ）大統領の訪米以前、もしくは日韓国交正常化50周年を迎える22日以前に、日本政府が新しい声明を発表し、韓国政府がそれに応じることを目標にしている」と述べている。また、「米韓当局者は過去の歴史問題を解決するため同一のプロセスを可視化している」とし、「日本は安倍首相の『人身売買』表現を乗り越えて、慰安婦問題をざんげする新しい声明を出す」と説明している。

安倍首相は今年3月、イグネイシャス氏とのインタビューで、慰安婦被害者を『人身売買の犠牲者』と表現。「事件の本質を隠している」と強く批判された。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「他国の批判を気にしてではなく、本当に『申し訳ない』という気持ちで謝罪してほしい。元慰安婦のおばあさんたちが1人でも生きているうちに…」

「声明ではなく、慰安婦被害者の元を訪れ、ひざまずいて謝罪するべきだ。それ以外は謝罪と認めない」

「安倍首相が何をしても、『誠意がない』ことは分かっている」

「日本の政治家も韓国の政治家も、自分の政治的目的のために歴史を利用するな」

「そうだ。安倍首相が慰安婦や独島（日本名：竹島）問題を反省すれば日韓関係は改善する。日米韓が協力し合って中国や北朝鮮をけん制しなければならない」

「さすがの日本も米国には逆らえないということ？」

「まずは靖国神社参拝を諦めろ」

「本当に謝罪したら大したものだ。韓国政府はMERS感染で苦しむ国民に対してすら謝罪しないのに」

「安倍首相も、日韓関係のために少しは努力してくれているんだね！」

「日本と韓国は兄弟だ。争い合うのはもう終わりにしよう」（翻訳・編集/堂本）