転覆した豪華客船の改造が判明、20年前の写真見つかる、脱出は困難・横揺れしやすい構造に―中国メディア

Record China    2015年6月4日(木) 23時58分

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3日、澎湃新聞は中国・長江で転覆した大型客船「東方之星」の約20年前の写真を入手し、改造された事実が明らかになったと報じた。写真は救援現場。

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2015年6月3日、澎湃新聞は中国・長江で転覆した大型客船「東方之星」の約20年前の写真を入手し、改造された事実が明らかになったと報じた。

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同客船は1994年2月に建造され、同年6月に発行された雑誌に当時の姿が掲載されていた。当初は定期船として投入されたが、その後「豪華遊覧船」に改造。これにより、客室の両側にあった外廊下がなくなり、内廊下を挟む形で両脇に客室が設けられた。改造によって客室への出入りに手間がかかるようになり、緊急事態が発生した場合の脱出方法にも影響が生じ、船体の両側に客室ができたことで船が横揺れしやすくなったとみられている。

この写真を提供した船舶愛好家は「改造が基準を満たしていたかどうかは判断できない」とコメント。ある専門家は「外廊下をなくして内廊下を設けることを禁じる規定はない」と述べ、当初の設計は採光を考えてのものだろうとの見方を示した。「東方之星」は今年3月に当局の検査を受けたばかりで、その際は安全設備や電気系統に問題はないと判断されている。(翻訳・編集/野谷

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